毎年たくさんの種類が販売されるビジネス手帳。この時期は「来年はどれにしようか…」と悩みますよね。
この記事では、高橋書店の手帳「torinco1」を実際使ってみた僕のレビューをご紹介していきます。2021年の手帳に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
●手帳に合う使いやすいペンを知りたい方には、こちらの記事がおすすめです。
【おすすめ手帳レビュー】torinco(トリンコ)1とは?どんな手帳?
torincoとは、「手帳は高橋」でおなじみの高橋書店がつくる手帳です。2018年に販売を開始し、2020年販売分からtorinco8と9が加わりました。
高橋書店の手帳のキャラクターである「カモノハシ」を意味する「ornitorrinco(オルニトリンコ)」から名付けたそうです。20~30代の若い人向けの手帳としてつくられました。
そして「torinco1」は、2018年の当初から販売されているデイリー手帳です。B6変形型で、サイズは幅13.2×高さ19.3cm。
カラーは次の4色展開です。
- クールブルー
- グレージュ
- スモーキーピンク
- ディープネイビー
僕はグレージュを購入しました。書店で一番売れているのがこの色でしたね。
表紙や裏表紙には、文字は刻まれていません。しおり紐は2本ついているので、マンスリーページとデイリーページそれぞれに使えます。
淡い色合いでツルっとした表紙です。
背表紙の小さく「2021」と「torinco」との記載が。とにかくシンプルなデザインです。
ちなみに厚さは1.8cm。文庫本だったら、少し厚めの本ですね。
【おすすめ手帳レビュー】torinco(トリンコ)1の中身
torinco(トリンコ)1の中身を見ていきましょう。ページ紙は白色ですね。
まずは年間カレンダー。2020~2022年の3年分が載っています。
次に2021年の1月1日~12月31日までの365マス。「1年のうちで今どのあたりか」がわかるので、好きなページです。
そして、2021年のビジョン・プラン・イベントの書き込み欄。
マンスリーページは2020年12月~2022年3月分まで。1日分のマスの真ん中に点線が入っているので、仕事とプライベートなど分けて書くことができます。左端と下段に、メモ欄があるのもいいですね。
次にデイリーページは、2021年1月1日~2021年12月31日まで。時間は6時~24時まで記載されています。上・中段は青の点線で5mm方眼が、下段は黒の点線で5mm罫線が引いてあります。書く文字のサイズ的には、ちょうどいいです。
デイリーページのあとには、メモページが11ページ分。ここにも青の点線で5mm方眼が引かれています。
1ページ分のID・パスワードリスト表。このご時世、手帳を落としたときのことを考えると、怖くて記入できないです。
手帳でおなじみの路線図も載っています。東京周辺、大阪周辺、首都圏の地下鉄、全国大都市の地下鉄。そして世界時間の地図、日本地図、年齢早見表も載っています。これって、使いますかね?
最後が、パーソナルデータの記載ページです。
【おすすめ手帳レビュー】torinco1の使い心地・書き心地
torinco1の使い心地ですが、まずはサイズがコンパクト。なので、持ち歩くこともOKです。本とくらべてみたら、「アイデアのヒント」とほぼ同サイズ・厚さでした。
カバーもスッキリした質感で、持ち歩いても傷むことはなさそうです。
そして書き心地を確認します。どのペンを使っても書きやすいですね。ただ、髪の表面がツルツルなので、ジェットストリームはたまにかすれることがあります。
こちらが裏写りの様子。インクが浸透することはありませんが、紙が白なので、裏面の文字が少し気になるかもしれません。
そこで確認してみます。裏面に書いていきました。
再度、表面を確認します。うん、大丈夫です。気になるほどの裏写りではありませんでした。
しかし、シャーペンと水性ゲルインクペン(シグノRT1)では、反対ページにうっすらとインク(芯)がついてしまいました。これは数分後に裏面に書いたためで、水性ペンで毎日1ページずつ書く分にはおそらく問題ないと思われます(シャーペンはどうしようもないですね)。
おすすめのペンはこちらで紹介していますので、ぜひご覧ください。
torinco1の残念な点:180度開かない
torinco1の残念な点は、180度開かない点。EDITやほぼ日手帳は180度に開くため、まえにこういった手帳を使っていた方だと、使いにくさを感じるかもしれません。
180度開かない・デイリーなので厚さがある、ということで、2020年12月のマンスリーページはけっこう書きづらいです。ぜひ来年は改善をお願いします。
torinco1とtorinco5・EDITとの比較
torinco1とtorinco5との比較
torinco1と同じデイリー手帳のtorinco5。その違いをご紹介します。
まずは表紙。torinco1はソフトカバーですが、torinco5はウレタンカバーでやや固め。そして5にはゴムバンドがついています。
以前、EDITでtorinco5のような表紙のものを使っていたんですが、持ち歩くと角がヘロヘロになって、劣化の度合いが激しいんですよね。だから当時は別売りのカバーをつけていたんですが、5はどうですかね。
中身も若干ちがっています。torinco1は1~12月のマンスリーページ→365日分のデイリーページとわかれていますが、torinco5は「1月のマンスリーページ→1月のデイリーページ→2月のマンスリーページ→2月のデイリーページ」と、月ごとになっています。
そしてtorinco5には、2022年1~3月のマンスリーページも。そのため5のほうが、ややページ数が多いですね。
サイズはほぼ同等で、マンスリー・デイリーページのフォーマットも同じ。値段はtorinco5が900円高いので、あとは好みですね。
torinco1とEDITとの比較
デイリー手帳といえばEDIT。2012年には、1日1ページ手帳で日本文具大賞デザイン部門グランプリも受賞しました。
「EDIT B6変型 ニュアンスカラー」はtorinco1とほぼ同サイズ。カラーのラインナップもほぼ同じですね。ただEDITは表紙がくすんだ感じで、僕はtorinco1のスッキリしたほうが好みです。
明確にちがうのは、デイリーページがEDITは罫線で、torinco1は方眼という点くらい。
そして「EDIT B6変型 ニュアンスカラー」の価格は税込み2,200円。torinco1は税込み1,980円ですので、220円お安いですね。
まとめ:torinco1はコンパクトで使いやすくおすすめです
今回は、torinco1のレビューをお届けしました。実際に書き入れてみましたが、書き味もよく使いやすいです。
それにコンパクトでデザインがいいので、持ち歩きの邪魔になりません。ぜひ持ち歩きましょう。torincoシリーズはすべてデザインがいいので、ほかのタイプもおすすめですよ。
●ノルティーの高級ノートや、ダイソーのノートのレビューもありますので、こちらもぜひご覧ください。