リモートワークが進み、在宅勤務をこなす方も増えていますね。ですが慣れないうちはどうしても、
「仕事とプライベートの切り替えが難しく、ストレスがたまる」
「だらだらして、生産性が下がってしまった」
となる方も多いと思います(僕も専業ライターを始めたときはそうでした)。
そこで今回は、在宅勤務が快適になる環境整備の方法を集めました。せっかく家で過ごすのですから、自分好みの環境にして快適に仕事を終わらせましょう。
アロマの香りでオン・オフを切り替える
在宅勤務に慣れないうちは、仕事のオン・オフが分けづらいもの。仕事をしようとしてPCを立ち上げても、ネットを見てなかなか仕事に入れない、なんてことも…(僕はよくありました)。
そんなときは、アロマの香りでオン・オフを切り替えてみましょう。好きな香りをひとつ選んで、その香りを仕事を始めるときに嗅ぐようにするのです。数日続けていると、その香りが「仕事に入る」というルーチンになります。
僕はグレープフルーツのアロマスプレーを購入して、朝9時に部屋にスプレーしています。これで「よし、仕事するか」と脳のスイッチが入って、仕事モードに。お好みのアロマグッズを試してみてください。
二酸化炭素濃度が高くならないよう気をつける
部屋の二酸化炭素濃度が高くならないように気をつけましょう。冬などに部屋を締め切って記事を書いていると、濃度が高くなり頭痛がしてくるんですよね。その時点で、集中もできていないそうです。
こちらの本によれば、
一般的に、濃度が1000ppmを超えたあたりから、思考に影響が出始めると言われています。
『在宅HACKS!』(小山龍介 著)より
とのこと。外では二酸化炭素の濃度が400~450ppmですが、室内では数人が集まるだけで上昇します。集中して仕事をこなすためにも、できるだけ多く換気を行いましょう。ついでに窓から外を眺めると、気分転換にもなります。
二酸化炭素濃度を計測する「空気質モニター」もおすすめです。濃度が高くなると警告する機能もついているため、集中しすぎて換気を忘れてた、なんてこともなくなりますよ。
HEPAフィルターつき空気清浄機でシックハウス対策
ここからは、本『最高の体調 ACTIVE HEALTH』(鈴木祐 著)で勧めている方法をご紹介していきます。
まずはシックハウスの対策として、空気清浄機を置きましょう。いろいろな機能がついた空気清浄機がありますが、選ぶポイントは「HEPAフィルター」がついているかどうかだけ。
「HEPAフィルター」とは、「High Efficiency Particulate Air Filter」の略で「0.3マイクロメートルのホコリを99.97%以上の捕える」フィルターです。カビの胞子もキャッチする、家庭用空気清浄機では最高性能のフィルターといえます。
仕事をする部屋には、HEPAフィルターつき空気清浄機で、シックハウスやホコリ対策しましょう。
机に観葉植物をおいてリラックスする
机に観葉植物をおくことで、リラックスできます。本によると、次のような効果があるそうです。
デスクの上に観葉植物を置いた従業員ほど主観的なストレスが低く、病気で会社を休む回数は少なく、仕事の生産性まで高い傾向が見られたのです。
『最高の体調 ACTIVE HEALTH』(鈴木祐 著)より
生産性が高まるなら、置くしかないですよね。僕もコーヒーの木やポトス、多肉植物など、たくさんの緑を部屋においています。土を触ることもリラックスにつながるようですね。
観葉植物の種類はどれでもOKです。『最高の体調』では「NASAが推奨する観葉植物」が記載されていましたので、そのなかでとくに育てやすい3種類をご紹介します。
ポトス
とにかく生命力が強く、育てやすいのが特徴。少しくらい水をやり忘れても枯れません。葉の色が緑や黄色、白など種類もたくさん。さらに「斑入り(ふいり:葉に模様が入っていること)」のものもあるので、お気に入りの種類を探して、机に置いてみましょう。
サンセベリア
こちらも乾燥に強く、とても育てやすい品種です。有名な品種は「トラノオ」とも呼ばれる「サンセベリア・トリファスキアタ」で、「空気をキレイにしてくれる」として一時期流行りましたね。葉の形がとがったものなど、種類もいろいろあります。
スパティフィラム
前の2種より育て方が難しいですが、キレイな白い花がたくさん咲くのでおすすめです。葉や花は水分を好むので葉水(霧吹きなどで水をかけること)を与えますが、根は湿気を好みません。水はけのよい土を使いましょう。
仕事が終わったら公園を散歩または自然画像を
仕事が終わったら、しっかりリラックスしましょう。でも在宅勤務ではその切り替えも難しい。そこで、仕事が終わったら公園を散歩しましょう…。とはいえ、そうそう近くに公園はないでしょうから、そのときは自然の画像をみることでもOKです。
自然の持つ効果を、本では次のように紹介しています。
その結論をひとことで言えば、「自然とのふれ合いにより、確実に人体の副交感神経は活性化する」というものです。副交感神経は気持ちが穏やかなときに働き出す自律神経で、日中にたまった疲れやダメージを回復させる働きを持っています。つまり、自然は人体の疲労を回復する働きを持つわけです。
『最高の体調 ACTIVE HEALTH』(鈴木祐 著)より
公園や森林には有用な微生物が漂っているため、そのなかで過ごすことで腸内環境も改善していきます。平日になかなか公園に行けない方は、せめて週末は行ってみましょう。